2026年1月
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腰痛の場所が示す危険信号、痛みの地図を読み解く
多くの人が生涯に一度は経験するといわれる腰痛。しかし、「腰が痛い」と一言で言っても、その痛みの現れる「場所」は人それぞれです。背骨の真ん中が痛むのか、右側や左側だけが痛むのか、あるいはお尻に近い部分や、背中に近い部分が痛むのか。実は、この痛みの場所こそが、あなたの腰痛の原因を探るための、極めて重要な手がかり、いわば「痛みの地図」となるのです。腰痛の大部分は、筋肉の疲労や骨格の歪み、加齢による変化などが原因で起こる、整形外科的な問題です。これらの場合、痛みの場所と、原因となっている筋肉や関節、神経は密接に関連しています。例えば、腰の真ん中の痛みは背骨そのものの問題を、片側の痛みは筋肉や骨盤の左右差を、そして足にしびれを伴う痛みは神経の圧迫を示唆していることが多いのです。しかし、中には注意が必要なケースもあります。腰痛という症状の裏に、腎臓や膵臓、婦人科系といった内臓の病気が隠れていることがあるのです。この場合、痛みは体の深い部分から響くように感じられ、姿勢を変えても痛みが変わらないといった特徴が見られます。このように、痛みの場所を注意深く観察し、その特徴を正しく把握することは、単に痛みの原因を知るだけでなく、危険な病気のサインを見逃さないためにも、非常に重要です。この後の記事では、具体的な場所別に、考えられる腰痛の原因を詳しく解説していきます。ご自身の症状と照らし合わせながら、体のSOSを正しく読み解くための一助としてください。