一日の大半を椅子の上で過ごすオフィスワーカーにとって、腰痛対策座布団は、健康と生産性を維持するための、必須のビジネスツールと言っても過言ではありません。しかし、せっかく高機能な座布団を手に入れても、その使い方や、周囲の環境設定が間違っていては、効果は半減してしまいます。デスクワークの腰痛を、座布団の力で最大限に軽減するための、具体的な活用術をご紹介します。まず、最も重要なのが、座布団の「正しい置き方」です。座布団は、椅子の座面の「一番奥」まで、ぴったりと押し込むように設置します。そして、座る際には、自分自身も、お尻を一番奥まで深く入れ、背もたれと腰の間に隙間ができないように、深く腰掛けてください。座布団の前端に浅く腰掛けるのは、最もやってはいけないNGな座り方です。次に、座布団を置いたことによる「高さの変化」に合わせて、デスク周りの環境を、全て再調整する必要があります。座布団の厚みの分だけ、座面が高くなるため、まずは、足裏全体が、床にぴったりとつくように、椅子の高さを下げます。もし、椅子がそれ以上下がらず、足が浮いてしまう場合は、足元にフットレストなどを置いて調整します。足裏が安定しないと、姿勢は崩れてしまいます。そして、机に対する体の高さも変わるため、パソコンの「モニターの高さ」も、必ず見直してください。モニターの上端が、目線の高さか、それよりわずかに下に来るのが理想です。モニターが低いままだと、結局、首を前に突き出し、背中を丸める姿勢になってしまい、せっかく座布団で整えた骨盤の角度が、台無しになってしまいます。モニターアームや、台などを活用して、最適な高さに調整しましょう。そして、どんなに良い座布団を使っても、長時間同じ姿勢を続けること自体が、腰痛のリスクです。「30分に一度は立ち上がる」というルールを徹底し、座布団によるサポートと、定期的なリセットを組み合わせることが、最強の腰痛対策となるのです。