ストレートネックの重症度チェックで「軽症レベル」に当てはまった、あるいは、まだ自覚症状が軽い段階では、多くの人がその不調を「いつものことだから」「疲れているだけだろう」と、見過ごしてしまいがちです。しかし、この初期段階に現れるサインこそ、重症化を防ぐための重要な警告です。軽症レベルのストレートネックで、最も多く見られる症状は、やはり「慢性的な首こり・肩こり」です。首のカーブが失われ始めることで、頭の重さを支えるために、首の後ろから肩、背中にかけての筋肉(特に僧帽筋など)が、常に緊張を強いられるようになります。マッサージに行くと一時的に楽になるものの、すぐにまた元に戻ってしまう、しつこいこりは、この筋肉の過緊張が原因です。また、「頭が重く感じる」「首が回りにくい、動かすと痛い」といった症状も、典型的な初期サインです。さらに、首周りの筋肉の緊張が、頭部への血流を悪化させ、「緊張型頭痛」を引き起こしやすくなります。後頭部から頭全体が、締め付けられるような、ズーンとした重い痛みを感じることが増えてきたら、注意が必要です。この段階では、まだ日常生活に大きな支障をきたすほどの症状は現れにくいため、多くの人が根本原因である首の歪みに気づきません。しかし、この水面下で、確実に体への負担は蓄積し続けています。この「いつものこり」を放置することが、やがて、しびれや自律神経の乱れといった、より深刻なステージへと進む、入り口となっているのです。