ストレートネックの症状は、首こりや肩こり、頭痛だけだと思っていませんか?もしそうなら、その認識は非常に危険です。首の歪みが重症化すると、その影響は、自律神経の乱れを通じて、心身のあらゆる側面に、深刻で多様な不調を引き起こします。これらの症状は、一見すると首とは全く無関係に見えるため、多くの人が、原因が分からずに、内科や心療内科などを転々とし、長年苦しむことになります。まず、代表的なのが「めまい・ふらつき」です。首の歪みが、平衡感覚を司る三半規管や、脳への血流(特に椎骨動脈)に影響を及ぼし、フワフワとした浮動感や、グルグルと回るような回転性のめまいを引き起こします。次に、「吐き気・胃の不快感」といった消化器系の症状です。首の神経の圧迫が、自律神経のバランスを乱し、胃腸の働きを低下させることが原因です。食欲不振や、便秘、下痢を繰り返すこともあります。さらに、「動悸・息切れ・多汗」といった、循環器系や体温調節の異常も現れます。これは、体が常に緊張状態(交感神経優位)に置かれるために起こります。そして、最も深刻なのが、「精神的な不調」です。理由もなくイライラしたり、不安になったり、気分がひどく落ち込んだり、物事への興味を失ったりといった、「うつ病」と酷似した症状が現れることがあります。これは、首の不調による慢性的な痛みや、脳への血流低下が、脳機能そのものに影響を及ぼすためと考えられています。このほかにも、「止まらない耳鳴り」「眼の奥の痛み(眼精疲労)」「不眠」など、その症状はまさに全身に及びます。もし、あなたが、原因不明のこれらの不定愁訴に長年悩まされているのであれば、その根本原因が、寝ながらスマホなどの生活習慣によって作られた、あなたの「首の歪み」にある可能性を、一度、真剣に疑ってみる必要があるのです。