その頭痛、スマホが原因かも?現代病「スマホ頭痛」の正体
仕事の合間、通勤電車の中、そしてベッドに入ってから眠りにつくまでのひととき。私たちの生活は、今やスマートフォンと片時も切り離せなくなっています。しかし、その便利さの代償として、原因不明の頭痛に悩まされている人が、世代を問わず急増していることをご存知でしょうか。それが、現代病の代表格ともいえる「スマホ頭痛」です。スマホ頭痛とは、スマートフォンの長時間利用が引き金となって起こる、様々なタイプの頭痛の総称です。その最も代表的なものが、頭全体が、まるでヘルメットや鉢巻きで、ぎゅーっと締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」です。この頭痛の根本原因は、スマホを見るときの、あの特有の「うつむき姿勢」にあります。私たちの頭の重さは、ボーリングの球ほどもある約5〜6kg。この重い頭を、首の骨(頸椎)の自然なカーブが、バネのようにしなることで支えています。しかし、スマホを見るために頭を60度も傾けると、首にかかる負荷は、なんと27kgにも達すると言われています。これは、小学校低学年の子供を、常に首の上に乗せているのと同じくらいの、異常な負担です。この過酷な負荷に耐えるため、首の後ろから肩、背中にかけての筋肉は、常に過緊張状態に陥り、ガチガ-チに硬く”なります。この筋肉の緊張が、頭部への血流を悪化させ、痛み物質を発生させることで、緊張型頭痛を引き起こすのです。さらに、スマホ頭痛は、単なる筋肉の問題だけにとどまりません。画面から発せられるブルーライトによる眼精疲労や、脳への過剰な情報入力による精神的ストレスも、頭痛を誘発する大きな要因となります。あなたのそのしつこい頭痛、もしかしたら、ポケットの中の小さなデバイスが、悲鳴を上げさせているのかもしれません。