猫背改善の鍵となる、肩甲骨周りの「菱形筋」や「僧帽筋中部・下部線維」といった、背中のサボり筋を、安全に、そして効果的に目覚めさせるための、非常に優れた自重トレーニングが「YTWLエクササイズ」です。これは、うつ伏せの状態で、両腕を、アルファベットのY、T、W、Lの形に動かすことで、肩甲骨の様々な動きを引き出し、関連する筋肉を、ピンポイントで刺激するトレーニングです。まず、床にうつ伏せになり、おでこの下に丸めたタオルなどを敷き、首の力を抜きます。足は腰幅に開き、つま先は床につけます。常におへそを軽く引き込み、腰が反りすぎないように注意するのが、全種目共通のポイントです。【Yエクササイズ】両腕を、斜め上方に、Yの字になるように伸ばします。手のひらは、内側(親指が天井を向く)に向けます。息を吐きながら、両腕を、床からゆっくりと持ち上げます。肩甲骨が、背骨に向かって、下がりながら寄っていくのを感じましょう。僧帽筋下部線維に効果的です。【Tエクササイズ】両腕を、真横に、Tの字になるように開きます。手のひらは、床に向けます。息を吐きながら、両腕を、床からゆっくりと持ち上げます。肩甲骨を、背骨に向かって、ぐっと中央に引き寄せる意識で行います。僧帽筋中部線維と菱形筋に効果的です。【Wエクササイズ】両肘を90度に曲げ、腕全体でWの字を作ります。手のひらは床に向けます。息を吐きながら、肘を先行させるように、腕全体を床から持ち上げます。肩甲骨を、背骨に寄せて、さらに下げる(下制)動きを意識します。菱形筋と僧帽筋下部線維を強力に刺激します。【Lエクササイズ】両肘を90度に曲げて、脇を締めます。前腕は、前方に伸ばします(Lの字)。息を吐きながら、肩を支点に、手の甲を、天井方向へと持ち上げていきます(肩関節の外旋)。肩甲骨周りの、さらに深層にある棘下筋などのインナーマッスルに効果的です。これらの4種目を、それぞれ10〜15回ずつ、ゆっくりとした動きで、丁寧に繰り返します。この地道なエクササイズが、あなたの背中に、美しい「天使の羽(肩甲骨)」を取り戻してくれます。